宗像市で玄関の鍵交換のご依頼です。
鍵が回りにくかったり、抜けなかったりと調子が悪いので変えてしまいたいとのこと。

玄関ドアは三協アルミ。
錠前のフロント刻印は
上が MIWA PE-02　
下が MIWA GAS2
シリンダーは　MIWAのディスクシリンダーが付いていました。

このMIWAのディスクシリンダーはすでに廃盤商品なのですが
当時かなり普及していたのでいまだによく見かけるシリンダーです。
特徴として防犯性能が低く（耐ピッキング性能5分未満）簡単に開けられてしまう可能性があります。
もう一つは、仕組みが鍵の先端を錠前部分に引っ掛けて回転させることでデットボルト（かんぬき）の
操作を行うので摩耗して鍵の先端部分や錠前が削れてくると
「鍵を回しても空回り」という症状が発生していることが多くあります。

今回は不具合が原因での交換をご希望でしたが、防犯の観点からしても現代の防犯性能の高い
シリンダーに交換した方が良いですね。

実際にシリンダーを外してみると幸いにも錠前の方は無傷で何の問題もなくシリンダーの経年劣化による不具合のみだったのでシリンダー交換のご案内となりました。
（錠前に不具合があった場合は錠前交換、修理対応も可能です）

こういうケースだとパターンとしては
MIWA　U９シリンダー　への交換か　ディンプルキー　への交換となります。
U９シリンダーは　刻みキーなので上下の向きがありますが防犯性能は高く費用が安いので
コスパに優れている言えます。
一方、ディンプルの場合は裏表のないリバーシブル仕様なので操作性が非常に良く当然防犯性能も高く
現代の主流となっているシリンダーです。

この２パターンを料金の差とお客様の求める価値を考慮して選んで頂いています。
もちろんご要望であれば防犯性能に振り切った登録制のシリンダーなどもあります。
こちらは不正な合鍵作製ができないなど特殊なものになりますがご要望であれば対応可能です。

鍵交換といっても建物の立地や家族構成、住居なのか事務所なのか、最近では民宿として利用されているケースもあり、それぞれの目的に応じて求める価値や性能が変わってくるものです。
「たかが鍵交換、されど鍵交換」　ですね。
何でもご相談ください！！

話は戻って
今回はディンプルキー(カバエース)を選んで頂きました。
上下２か所同一キーで合計子鍵本数6本です。
これまでの不具合のストレスから解放され、さらに使いやすく安心、安全になったことで
大変喜んで頂けました。

本日もご依頼頂き誠に有難うございました！